フォークリフトについてお答えします!
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フォークリフト入門 保険編
フォークリフトにも保険?!
フォークリフトには、自動車と同じように
自動車損害賠償責任保険(⇒一般的に自賠責保険と呼ばれるものです)
任意保険
の2種類あります。
フォークリフトの場合、公道を走行するかしないかで多くの条件が変わってきます。
公道を走行しない場合、自賠責保険に加入する義務がありません。
ただし、構内作業用のみの場合でも、事故は起こりますので保険への加入は必要です。
以下のようなケースがあります。
もし事故が発生したら???
A社は運搬業で自社倉庫にフォークリフトを有し、基本的には倉庫内のみの使用でしたが、
ある時、A社の倉庫での作業中に事故が起きました。
加害者は、A社の従業員Bさんで、被害者は出入りの運送業者のCさんでした。
ケース@
【1.自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)及び2.任意保険ともに未加入の場合】
CさんはA社の労働者ではない為、労災保険の適用が有りません。
よって、A社はCさんに対する損害賠償を、
保険なし
で負担することになってしまいます。
ケースA
【1.自動車損害賠償責任保険は未加入、2.任意保険は加入の場合】
任意保険のみで保険の対応をしてしまっているケースです。
自動車損害賠償責任保険には限度額が設定されています。
死亡事故で、被害者1名につき3,000万円
後遺障害が残る事故の場合、被害者1名につき最高で4,000万円
後遺障害に至らないケガ(傷害)の場合、被害者120万円
そもそも任意保険は自動車事故による他人の傷害の治療費・死亡の補償費のうち、
自動車賠償責任保険では足りない分を担保する保険
ですので、
自動車賠償責任保険加入を前提として作られています。
つまり、自動車賠償責任保険に加入していなければ、自己負担で上記金額を支払わなければなりません。
⇒フォークリフトの場合でも、構内作業のみの使用で自動車賠償責任保険が義務付けられていないケースでも、
任意保険の中で特約を設定する、あるいは自動車賠償責任保険と同時に加入しなければ、補償されない部分が発生します。現在の契約内容を改めて確認していただくことをお薦めします。
いつ・どこで・どのような事故が発生するかわかりません。
未然に事故を防ぐために、
点検・検査
を行うことも大切ですが、万が一事故が生じた場合でも、
損害を最小限に抑えられるよう
自動車損害賠償責任保険及び任意保険
に加入しておくことをお薦めします。
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